◆◇◆『書く★マ通信』プレ創刊号 ◆◇◆


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┃1┃ 今月の特選キャッチコピー
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> 私が見て、良いと思ったキャッチコピーを解説つきでご紹介します。
> それをひな型化しますので、皆さんも使いこなせるようになります。


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  信じられないことに、朝起きたとき、もう疲れている。

 ……………………………………………………………………………………


 ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、
 これは、香酢で有名な「やずや」さんのチラシのキャッチコピーです。

    ※「やずや」さん ……→ http://www.yazuya.com/index.html


 商品は香酢ではなく、「雪待にんにく卵黄」という商品なんですが、
 このキャッチコピーのどこが良いかというと・・・、


 ズバリ、「ドキッ!」の法則をうまく使っている点なんですね。
     ──────────────────

 あの有名なCMのキャッチコピー

 「リンゴをかじると、歯茎から血が出ませんか?」

 と、同じパターンなんです。


 要するに、

 「朝起きても疲れが取れない人」や、
 「寝起きの悪い人」が、

 このキャッチコピーを見ると、

 「あっ、それ、オレのことだ!」

 と、思わず、問いかけに反応してしまうというわけです。
   ────────────────


         *        *        *


 「でも、このやずやのキャッチコピーは、疑問形になっていないけど?」

 と思ったあなたは、ちょっとスルドイかも!?


 確かに、「ドキッ!」の法則を使ったキャッチコピーは、

 「〜〜〜していませんか?」
 「〜〜〜ではありませんか?」
 「〜〜〜〜した経験はないですか?」

 といった感じの疑問形や、

 「〜〜〜〜とお考えの方へ」
 「〜〜〜〜が気になる方へ」

 といった呼びかけ型が多いんです。


 でも、やずやさんのは、そうなっていませんね。

  信じられないことに、朝起きたとき、もう疲れている。
  ─────────────────────────

 と、疑問形でも呼びかけ型でもなく、ごくごく普通に終わっています。

 これはいったい、どういうことなのか?


         *        *        *


 じつはこれ、別に不思議なことではありません。

 ただ省略してあるだけなんです。
   ────────

 どういうことかというと・・・、

 省略せずに全部書くと、

 ……………………………………………………………………………………

  信じられないことに、朝起きたとき、もう疲れている。

  こんな経験、ありませんか?

 ……………………………………………………………………………………

 あるいは、

 ……………………………………………………………………………………

  信じられないことに、朝起きたとき、もう疲れている。

  こんなことでお悩みの方へ。

 ……………………………………………………………………………………

 となるわけです。


         *        *        *

 
 では、なぜ省略してあるのか?


 じつを言うと、省略されていないんです。
        ────────

 というのは、本文の最初の小見出しが、

  ●寝覚めの体調に、自信ありますか。

 となっているからです。
 

 つまり、この小見出しとセットで考えれば、
 ちゃんと疑問形になっているというわけですね。


 ただ、デザイン的に、

  信じられないことに、朝起きたとき、もう疲れている。
  ─────────────────────────

 というキャッチコピーだけを目立たせた方がインパクトがあるので、
 そうなっているということです。

 それにしても、このキャッチコピー、ほんと、ドキッ!としますね。

 あなたは大丈夫?


         *        *        *


 さらに、このキャッチコピーの良さは、もう一つあります。

 それは、「エッ?」の法則も含まれているということです。
     ───────────────

 つまり、自覚症状がない人や、目覚めスッキリの人にまで、
 「エッ?」と思わせる効果があるというわけです。


 どういうことかというと・・・、

 まず、「信じられないことに」という言葉で目を引き、
    ──────────────────────

 そして、「朝起きたとき、もう疲れている」という逆説的な表現で、
     ───────────────────────────
 「エッ、どういうこと?」と思わせる仕組みになっているということです。
 ──────────────────────────

 朝起きたら、疲れがとれているのが、普通ですからね。


         *        *        *


 では、これをひな型化するとしたら、どうすればいいのかというと・・・、

 「信じられないことに、○○したとき、もう××している」
 ───────────────────────────

 となります。

 あるいは、

 「驚いたことに、○○したとき、もう××している」
 ────────────────────────

 「意外なことに、○○したとき、もう××している」
 ────────────────────────

 「そんなバカな・・・。○○したとき、もう××しているなんて!」
 ───────────────────────────────

 といった感じです。


         *        *        *


 で、○○と××には、

 「朝起きた」とき、もう「疲れて」いる

 というように、一般的に相反する2つの言葉を入れれば、
 キャッチコピーが出来上がるというわけです。


 例えば・・・、

  ・ごちそうさまと言ったとき、もうお腹が鳴っている

  ・マッサージをしたばかりなのに、もう肩が凝っている

  ・眼鏡をかけたとき( or のに)、かすんで見える  

  ・クリーニングに出したのに、汚れが落ちていない

  ・買ったばかりなのに、もう壊れている
  
 といった感じです。


         *        *        *
  

 ポイントは、

 お客様の抱える悩みや問題点を、「エッ?」と思う文章にすること、です。
 ───────────────────────────────

 皆さんもチャレンジしてみてください。
 

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┃2┃ 今月の名文
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> チラシやDM、HPの中から、私が思わず惹き込まれてしまった文章を
> 取り上げ、どこが、どういいのかを解説します。
> 手紙DMやHPのセールス文章など、
> 長めの文章を書く際の参考になるはずです。


         *        *        *


 まずはこちらの文章を読んでみてください。

 ……………………………………………………………………………………

   (前略)お母さんたちから、「塾」関係について訊かれることが
  よくあります。(中略)そこで、塾選び(家庭教師・教材販売)の
  業界常識をいくつか。

   第一に、大量宣伝、強引な勧誘には乗せられぬこと。内容のなさ
  をごまかす手段ですから。毎回の派手なチラシ、(中略)これらは
  無条件で排除してください。「営業」に熱心な塾はダメです。

   第二に、人を見てください。(中略)ここ10年ほどの間に、多
  くの「営利塾」が進出してきました。(中略)「出稼ぎ塾」は、ま
  たいつ突然引き上げるかわかりません。

   第三に、個別か集団かとということですが、(中略)集団の方が
  伸びる可能性が大です。(中略)1対1が最良と思うのは幻想に過
  ぎません。

   第四に、どうしても塾がイヤで家庭教師をつけるなら、大学の学
  生課へ直接求人すること。遊び半分ではない、まじめな学生がいる
  と思います。業者を介すると、学生に渡るお金は、(中略)参考ま
  でに学生課の電話番号を。○○大(03−0000−0000)
  ○○○大(03−0000−0000)

   第五に、高額教材販売は100%詐欺と言って良いと思います。
  最近のリフォーム詐欺に似ています。ユーザーの無知と不安につけ
  こみ、(中略)学校で配られる教材で物足りなければ、書店で購入
  しましょう。1冊1000円前後で、すばらしいものが手に入りま
  す。まだまだありますが、またの機会に。

   だまされないで。 

 ……………………………………………………………………………………


 この文章は、うちの近所にある学習塾のチラシに書かれた
 代表者の挨拶文です。


 文章の構成そのものは、取り立てて変わったところはありません。 

 「塾選びの業界常識をいくつか(紹介します)」という巻頭文があって、
 以下、第一から第五まで、塾選びのポイントが順番に5つ書かれている
 という、至ってシンプルな構成です。
 

         *        *        *


 では、何がすごいかというと・・・、

 中身なんです。

 ・業界の悪い部分をバッサリ斬ったり、
 ・業界の人間じゃなければわからない実情を教えてくれたり、

 という内容になっていて、読んでいくうちに、

 「なるほど、なるほど!」
 「確かに、そうだわ!」
 「いいことを聞いた!」

 と思ってしまいます。

 しかも、

 ・だから、うちの塾がいい

 とは、一言も書いていないんですね。


 あくまで客観的な視点で、
 ────────────
 塾業界に精通する1人の専門家的な立場から、
 ─────────────────────
 お客様のためを思って、
 ───────────
 真剣にアドバイスしているという感じで書かれています。
 ──────────────────────────


         *        *        *


 で、これの、何がすごいのか、というと・・・、

 もう、おわかりですよね。

 「信用」に直結するということです。
 ─────────


 このような、信用につながる文章のパターンというのは、
 ほかにもいろいろありますが、今回は、このような方法をご紹介しました。

 参考にしてみてください。


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┃3┃ 今月の誌上添削( or リライト)
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
> 会員様から送られてきた文章を、私がどのように添削( or リライト)
> したのかを、会員様の許可を得た上で公開します。
> 間違いやすいポイントがリアルにわかります。


         *        *        *


 レター会員になっていただいた方を対象に、
 無料添削( or リライト)希望者を募集する予定です。


 こんな感じになる予定です。

  ■添 削 例 ……→ http://www.elm-p.com/tensaku-jirei.htm

  ■リライト例 ……→ http://www.elm-p.com/rewrite.htm


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┃4┃ 超オススメの1冊!
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> 私が過去に読んだ本の中で、「これは絶対、皆さんにも役に立つ!」と
> 思った本をご紹介します。


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 ■タイトル

  『ゲリラ・マーケティングEX(エクセレンス)』
     −− 起業家のためのゴールデンルール50

 ■著者

   ジェイ・C. レビンソン (著)、 Jay Conrad Levinson (原著)、
   伊藤 とし子 (翻訳)

 ■出版社

   東急エージェンシー出版部

 ■価格

   1,427円(税込)


 ■目次

   第1章 ゲリラの思考方法に徹しよう
   第2章 ムリ、ムダのない攻め方をしよう
   第3章 これが顧客をつかむ表現方法だ
   第4章 これが成功する行動の鉄則だ!

 ■評価

   ★★★★☆

   「ゲリラ」という言葉の持つイメージから、
   「奇襲作戦」といった奇をてらった商売のノウハウかと思っていましたが、
   意外や意外、至極まっとうな、というより、
   ここに書かれていることを、すべて実践したら、
   必ず勝ち組になれると思えるような、内容の詰まった一冊です。
   なかでも、第3章の表現方法は、すごく役に立ちます。

   ★4つにしたのは、翻訳物によくある読みにくさから。
   内容に関しては、文句なしの5つ星です。
   

 ■アマゾンへ ……→ http://tinyurl.com/aq79e


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┃5┃ 情報商材を斬る!
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> これまで私が買った情報商材について、本音で語ります。
> 有料&クローズドな世界だからこそ、できること。
> 皆さまの情報商材選びの参考になると思います。


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 「この内容で、この値段はちょっと高すぎるんじゃないか!」

 「このノウハウは、こんな人には使えるけど、こんな人には使えない」

 「もう二度とこの人のノウハウは買わない」

 「これは使える!オススメ」

 というように、良いものは良い、悪いものは悪いと、
 歯に衣着せずに、ハッキリと言うつもりです。

 ただし、ノウハウの核心部分については紹介できませんので、あしからず。
 

 ちなみに、現在持っているものは、

 『○○○○稼ぐ○○○マガジン』
 『メル○○○命!』
 『あなたのWeb○○○を、「〜〜〜〜鶏」に〜〜〜方法』
 『Fax○○で〜〜〜〜〜秘訣』
 『ブログで○○○○アフィリ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜方法』
 『高○○な○○○介』
 『売り上げが〜〜〜〜〜書き方・○○方』
 『ビジ○○にNL○を〜〜〜〜〜(○○編)』
 『勝利のラ〜〜〜〜法則 完全〜〜〜〜〜』
 『伝わる○○講座』
 『キャッチ〜〜〜〜7つの○○穴と魔法の〜〜〜レッスン』

 そして、先日、『「書く」マーケティング』メルマガでご紹介した、
 あの情報商材です。

 ほかにもまだあったかもしれませんが、
 私の場合、どうしてもライティング系が多いですね。


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┃6┃ 私の歩んできた道
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> 今でこそ、ライティング系の著書を2冊も出せるようになりましたが、
> ここまで来るには、決して平坦な道のりではありませんでした。


         *        *        *


 フリーになって10年。
 会社を設立して3年。

 あんなこともやりましたし、こんなこともやりました。
 うまくいったこともあれば、失敗したこともあります。
 ○○○に手を出そうかと、真剣に悩んだ時期もありました。
    
 ただ事実をお伝えするだけでなく、
 私が何を思い、どう行動し、結果どうだったのかということまで、
 できる限りお話しするつもりです。

 皆さんの反面教師になれれば幸いです。


         *        *        *


 以下のようなラインナップで書いていく予定です。


 【第1回】そうだ、タウン誌を出そう!
       〜これまでの経験を生かして地域の活性化に貢献するゾ!

 【第2回】こんなハズでは・・・
       〜いい仕事をしていれば、いつかきっとわかってもらえる

 【第3回】友だちだと思っていたのに・・・
       〜交渉の結果、制作コストは3分の1に!

 【第4回】苦渋の決断をしたのはいいけれど・・・
       〜さて、これから、どうする?

 【第5回】捨てる神あれば、拾う神あり
       〜おぉ、これはすごい! よしっ、彼に賭けてみよう

 【第6回】転んでもタダでは起きないゾ!
       〜経験がお金になった。よしっ、もっと。でも・・・

 【第7回】想いは通じる、ものなんだ!?
       〜こんなすごい本を書く人に会ってみたいと思っていたら・・・

 【第8回】自分の「売り」は何なんだ?
       〜気がついたら、自分には専門分野がないじゃないか!

 【第9回】自分に足かせをはめるしかない・・・
       〜「そのうち」とか「いつか」で、できた試しがない

 【第10回】ダメ元で企画書を出してみるか!
       〜自分から動かなければ、何も変わらない

 【第11回】これで一儲けできるかも?
       〜売れない原因は、自分の心の中にあった

 【第12回】世の中、そんなに甘くはなかった
       〜本を出せば人生が変わる、と言うけれど・・・


  ※内容は若干変更になる可能性もあります。


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┃7┃ オトナの漢字クイズ
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> ちょっとした頭の体操です。


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 メモを見られるのが恥ずかしい・・・。

 そう思ってしまうくらい、
 最近めっきり漢字が書けなくなってしまいました。

 だから、漢字の勉強も兼ねて、こんなクイズを用意してみました。

 
 でも、これはただの漢字クイズではありません。

 オトナの漢字クイズです。

 毎回、ヒントならぬピ〜ントを用意しますので、
 そのピ〜ントを頼りに、インスピレーションで
 答を見つけることもできるようになっています。

 お時間のあるときに、チャレンジしてみてください。


         *        *        *


【 問 題 】

 下記の○に入る漢字は何でしょう? すべて同じ漢字が入ります。

 ただし、人名、地名は×。あくまで一般名詞のみです。


    ┏━┓
    ┃万┃
  ┏━╋━╋━┓
  ┃言┃○┃月┃
  ┗━╋━╋━┛
    ┃書┃
    ┗━┛

  (「万○」「言○」「○書」「○月」)


【 ピ〜ント 】


  夏と言えば・・・



 ※正解は、次号の「書く★マーケ倶楽部通信」にて発表します。
  ただし、早く答が知りたい方は、こちらまでメールしてくだされば、
  正解かどうかお答えいたします。

 ★メールはこちらまで ……→ info@elm-p.com


         *        *        *


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 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。


 以上が、「書く★マーケ倶楽部通信」のサンプルです。

 いかがだったでしょうか?

 基本的に、上記のような内容で、
 毎月1回10日前後にお届けする予定です。


 ただし、実際の「書く★マ通信」は、このような長々としたメールではなく、
 PDFファイル(A4で10ページ程度)を
 ダウンロードしていただく形でのご提供となります。
 (ダウンロードページのURLをメールでお知らせします)

 ※『書く★マ通信』vol.000のPDFファイルは、こちらでご覧になれます。



 
■『書く★マ通信』 (PDFファイル512KB)


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 上の『書く★マ通信』の文字を左クリックすれば、PDFファイルの新しいウインドウが開きます。


(2)ダウンロードしてお読みになる場合

 上の『書く★マ通信』の文字を右クリックしたまま、「対象をファイルに保存」を選択してください。
 すると、「名前を付けて保存」という画面が出ますので、適当に名前を付けた上で、
 お好きな場所に保存してください。
 

なお、このPDFファイルを開くには、「Acrobat Reader 5.0」以上が必要になります。

 もし、まだお持ちでない方は、下記のサイトから無料でダウンロードできますので、
 まずはこちらのインストールをお済ませくださいますよう、お願い申し上げます。

  http://www.adobe.co.jp/products/acrobat/readstep2.html





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